ヒクイドリ。 ヒクイドリのいる動物園は?飼育展示動物園とヒクイドリ情報まとめ

世界一危険な鳥!?「ヒクイドリ」ってどんな鳥?逃げる方法は?

ヒクイドリ

ヒクイドリとは? ヒクイドリ (英語名ではCasuarius casuariusまたはSouthern cassowary)とは、「オオヒクイドリ」や「オーストラリアヒクイドリ」とも呼ばれる、 大型で黒い体と青色の頭頸部を持ち、喉に赤い肉垂が付いているのが特徴的な 飛べない鳥のこと。 鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類され、飛べない鳥である「 走鳥類(平胸類)」に含まれる一種です。 主にインドネシア、ニューギニア、北東部に分布しており、 熱帯雨林を中心に生息しているものの、草原やマングローブの森にも暮らしているのが確認されています。 また、の国島とされる走鳥類のとは、約4千万年前に同じ祖先から分化したとされ、他の走鳥類であるエミュー、ダチョウ、レアなどとも比較的近しい関係にあります。 加えて、ヒクイドリが含まれるヒクイドリ属には以下の種も存在しています。 コヒクイドリ• ニューギニアやニューグリテン島に生息している• ヒクイドリ属の中では最も小さな体を持ち、肉垂がない• パプアヒクイドリ• ニューギニア島北部に生息している• ヒクイドリよりも体格はやや小ぶり ちなみに、和名であるヒクイドリは元々、漢字表記では「火食鳥」でしたが、実際に火を食べるわけではなく、 喉から垂れ下がった赤い肉垂によって「 火を食べているように見える」ことから、この名前が付けられたと考えられています。 また、英語名の「Cassowary」は、パプア諸語の「角」を意味する「Kasu」と頭を意味する「Weri」から派生したと言われ、ヒクイドリの特徴の一つである頭頂部の角質突起を指し示してのことだと思われます。 ヒクイドリの外見的特徴 ヒクイドリの体は 硬い剛毛質の黒い羽毛に覆われているのに対して、頭部から頸部にかけては羽毛がなく、 青い皮膚が見えているのが特徴。 また、喉の根元辺りには18cm近くにもなる「 肉垂」と呼ばれる赤い皮膚が2本ぶら下がっているのも、ヒクイドリの特徴の一つです。 さらに、頭頂部には13~17cmほどの高さになる茶色の 角質突起があり、くちばしの長さは10cmから20cmの間くらい。 加えて、3本指の 足は太く、指には 殺傷力の強い刃物のような爪が伸び、その長さは最長で12cmにもなります。 そんなヒクイドリの体は、 飛ぶために必要な筋肉を支える胸骨の構造が欠如しているために、ヒクイドリは一般的な鳥類のように空を飛ぶことが出来ません。 しかし、それを補うかのように、ヒクイドリは頑強で丈夫な足を手に入れ、その脚力は非常に強く、なんと 地面から 2m近くもジャンプすることが出来る上に、凄まじい加速力により、短時間で 最高時速50kmのトップスピードを出して走ることが出来るんです。 オーストラリアでは最も重く世界では2番目に重い鳥 一般的な個体でも体重が60kg弱になり、大きな個体は最大で体重が85kgになるヒクイドリは、分布域の一つである オーストラリアにおいて、もう一つの走鳥類で同じよう大きな体長を誇るエミューを抑えて、最も重い鳥とされます。 エミューは体長はヒクイドリとほとんど変わらないぐらいですが、体重は大きな個体でも60kg程度にしかならないため、ヒクイドリの方が重いのです。 一方で、地球上に存在する鳥全てを見渡した場合、同じ走鳥類であるダチョウの体重は135kgを越えるとされ、 ヒクイドリは地球上で2番目に重い鳥となります。 ヒクイドリは頭部の角質突起と爪を自己防衛に使う ヒクイドリは飛んで逃げることが出来ないため、強靭な足でしっかりと踏ん張り、 身を守るために頭部の「 角質突起」と「 爪」を使って戦うように進化してきました。 角質突起は戦いの最中に頭蓋骨が負傷してしまうことを防ぎ、また、相手に対する威嚇としても利用します。 通常、攻撃態勢に入る際、ヒクイドリは出来る限り背を伸ばして立ち、羽を逆立て、角質突起を相手に見せ付けるように頭を下げて威嚇するのです。 対して12cmにもなる爪はまさしく刃物と言って良い破壊力を持ち、まるで 短剣で刺すような攻撃を繰り出して敵へ深刻なダメージを与えます。 その威力は犬や人間でさえも殺傷出来るほどで、これが、ヒクイドリは危険な鳥だと言われる所以です。 理由もなくヒクイドリが攻撃することはまずない 一方で、危険な鳥と言われるヒクイドリは、何の理由もなく攻撃してくることはほとんどありません。 とても臆病な生き物であり、 可能な限り争いを避けたがるのです。 ヒクイドリは非常に縄張り意識が強く、若鳥を守ろうとするため、それを刺激した場合に攻撃してくることになります。 攻撃の主な理由は 自己防衛であることがほとんどです。 危険!?毎年200人近くの人々がヒクイドリに攻撃されている!? そして、一旦、攻撃のスイッチが入ると気性が荒い面を見せるのがヒクイドリ。 近づく物は何であろうと強力な足で素早く攻撃し、毎年200件近いヒクイドリよる人間に対する攻撃が報告されています。 ただし、何度も繰り返しますが、これらの攻撃被害のほとんどは、人が餌をやろうとするなどしてヒクイドリに近づき、怖がらせたために起きています。 また、毎年多くの攻撃被害が発生しているとはいえ、 ヒクイドリによる人間の死亡事故が最後に記録されたのは1926年まで遡ります。 主に果物を食べて雛はオスが面倒を見るヒクイドリの生態 食欲旺盛なヒクイドリ ヒクイドリは主に、 地面に落ちいている 各種フルーツを餌として食べ、他にも、キノコや昆虫類、小型の脊椎動物などを食べることもあります。 その食欲は旺盛で、1日に餌を 5kgも摂取するほど。 そして、旺盛な食欲を支えるためにも、 ヒクイドリの消化器官は、他の動物には毒となる果実でさえも安全に消化することが出来るのです。 繁殖時期になるとつがいになって子育ては男任せ! ヒクイドリは通常単独で行動しますが、冬から春にかけての繁殖期になるとつがいとなります。 そして、オスは地面に植物を用いて5~10cmほどの厚みで最大幅100cmほどの巣を作り、メスがそこへ3つから4つ程度の卵を産卵します。 すると、なんと メスは別のオスを求めてその場から立ち去り、残されたオスは一羽だけで、それから50日間もの間、卵が孵化するまでじっと卵を抱きかかえ続けるんです。 卵から雛がかえるまでの間、お父さんヒクイドリは巣を離れることは決してなく、飲まず食わずで排尿や排便をすることもなく2カ月弱を耐えるため、雛がかえった時点で体重は、およそ5kgも減ってしまうと言われます。 しかし、お父さんヒクイドリの仕事はまだ終わりではありません。 その後およそ9カ月の間、今度は幼い雛たちへ餌をあげて敵から守り抜き、つきっきりで子育てしていくことになるのです。 ヒクイドリは自然の循環を健康に保つ役割も果たしている 熱帯雨林を始めとした自然の中に生息するヒクイドリは、 生息地域の自然には無くてはならない役割を担っているとも言えるでしょう。 というのもヒクイドリは、 地域全体の植物を拡散し発芽させる役割を担っているからです。 フルーツを多く食べることから、なかには未消化のまま、種子や果実が排泄されることもあり、ヒクイドリが移動した先では、これら種子が新しく芽を出して成長するのです。 ヒクイドリは「 天然の庭師」として自然の健康な循環を守っているんです。 絶滅危惧種としてのヒクイドリ 森林伐採などによる生息地の減少や、一部地域で人間による乱獲が起こった結果、また野生動物による卵の捕食や交通事故などによって、ヒクイドリは 絶滅危惧種の一つとされています。 なかでも交通事故、野生動物、乱獲の影響は深刻で、オーストラリアでは他に、サイクロンによる影響も懸念されており、オーストラリアに生息するヒクイドリの個体数は「 危機的」であると、オーストラリア政府とクイーンズランド州政府は指定しています。 一方で、最近の調査によって実は個体数が従来考えていたよりも多いと推測された結果、国際自然保護連合(IUCN)が作成する2017年版の絶滅危惧種のレッドリストでは「 絶滅の恐れは低い」と評価されています。 合わせて読みたい世界雑学記事• ヒクイドリ|危険で絶滅危惧種とされる飛べない大きな鳥のまとめ インドネシアやパプアニューギニア、そしてオーストラリアに生息するヒクイドリについて見てきました。 ヒクイドリは特徴的な外見と共に大きな体格を誇り、飛べない走鳥類である代わりに、地面を猛スピードで走れるように進化した鳥。 そして、飛んで逃げることが出来ないために、あえて自らの爪を武器として進化させ、危害を加えようとした敵に対して危険を顧みずに攻撃します。 一方で、ヒクイドリは絶滅が危惧されている鳥でもあるのです。

次の

ヒクイドリ 警察庁図書館

ヒクイドリ

ヒクイドリとは? ヒクイドリ (英語名ではCasuarius casuariusまたはSouthern cassowary)とは、「オオヒクイドリ」や「オーストラリアヒクイドリ」とも呼ばれる、 大型で黒い体と青色の頭頸部を持ち、喉に赤い肉垂が付いているのが特徴的な 飛べない鳥のこと。 鳥綱ヒクイドリ目ヒクイドリ科ヒクイドリ属に分類され、飛べない鳥である「 走鳥類(平胸類)」に含まれる一種です。 主にインドネシア、ニューギニア、北東部に分布しており、 熱帯雨林を中心に生息しているものの、草原やマングローブの森にも暮らしているのが確認されています。 また、の国島とされる走鳥類のとは、約4千万年前に同じ祖先から分化したとされ、他の走鳥類であるエミュー、ダチョウ、レアなどとも比較的近しい関係にあります。 加えて、ヒクイドリが含まれるヒクイドリ属には以下の種も存在しています。 コヒクイドリ• ニューギニアやニューグリテン島に生息している• ヒクイドリ属の中では最も小さな体を持ち、肉垂がない• パプアヒクイドリ• ニューギニア島北部に生息している• ヒクイドリよりも体格はやや小ぶり ちなみに、和名であるヒクイドリは元々、漢字表記では「火食鳥」でしたが、実際に火を食べるわけではなく、 喉から垂れ下がった赤い肉垂によって「 火を食べているように見える」ことから、この名前が付けられたと考えられています。 また、英語名の「Cassowary」は、パプア諸語の「角」を意味する「Kasu」と頭を意味する「Weri」から派生したと言われ、ヒクイドリの特徴の一つである頭頂部の角質突起を指し示してのことだと思われます。 ヒクイドリの外見的特徴 ヒクイドリの体は 硬い剛毛質の黒い羽毛に覆われているのに対して、頭部から頸部にかけては羽毛がなく、 青い皮膚が見えているのが特徴。 また、喉の根元辺りには18cm近くにもなる「 肉垂」と呼ばれる赤い皮膚が2本ぶら下がっているのも、ヒクイドリの特徴の一つです。 さらに、頭頂部には13~17cmほどの高さになる茶色の 角質突起があり、くちばしの長さは10cmから20cmの間くらい。 加えて、3本指の 足は太く、指には 殺傷力の強い刃物のような爪が伸び、その長さは最長で12cmにもなります。 そんなヒクイドリの体は、 飛ぶために必要な筋肉を支える胸骨の構造が欠如しているために、ヒクイドリは一般的な鳥類のように空を飛ぶことが出来ません。 しかし、それを補うかのように、ヒクイドリは頑強で丈夫な足を手に入れ、その脚力は非常に強く、なんと 地面から 2m近くもジャンプすることが出来る上に、凄まじい加速力により、短時間で 最高時速50kmのトップスピードを出して走ることが出来るんです。 オーストラリアでは最も重く世界では2番目に重い鳥 一般的な個体でも体重が60kg弱になり、大きな個体は最大で体重が85kgになるヒクイドリは、分布域の一つである オーストラリアにおいて、もう一つの走鳥類で同じよう大きな体長を誇るエミューを抑えて、最も重い鳥とされます。 エミューは体長はヒクイドリとほとんど変わらないぐらいですが、体重は大きな個体でも60kg程度にしかならないため、ヒクイドリの方が重いのです。 一方で、地球上に存在する鳥全てを見渡した場合、同じ走鳥類であるダチョウの体重は135kgを越えるとされ、 ヒクイドリは地球上で2番目に重い鳥となります。 ヒクイドリは頭部の角質突起と爪を自己防衛に使う ヒクイドリは飛んで逃げることが出来ないため、強靭な足でしっかりと踏ん張り、 身を守るために頭部の「 角質突起」と「 爪」を使って戦うように進化してきました。 角質突起は戦いの最中に頭蓋骨が負傷してしまうことを防ぎ、また、相手に対する威嚇としても利用します。 通常、攻撃態勢に入る際、ヒクイドリは出来る限り背を伸ばして立ち、羽を逆立て、角質突起を相手に見せ付けるように頭を下げて威嚇するのです。 対して12cmにもなる爪はまさしく刃物と言って良い破壊力を持ち、まるで 短剣で刺すような攻撃を繰り出して敵へ深刻なダメージを与えます。 その威力は犬や人間でさえも殺傷出来るほどで、これが、ヒクイドリは危険な鳥だと言われる所以です。 理由もなくヒクイドリが攻撃することはまずない 一方で、危険な鳥と言われるヒクイドリは、何の理由もなく攻撃してくることはほとんどありません。 とても臆病な生き物であり、 可能な限り争いを避けたがるのです。 ヒクイドリは非常に縄張り意識が強く、若鳥を守ろうとするため、それを刺激した場合に攻撃してくることになります。 攻撃の主な理由は 自己防衛であることがほとんどです。 危険!?毎年200人近くの人々がヒクイドリに攻撃されている!? そして、一旦、攻撃のスイッチが入ると気性が荒い面を見せるのがヒクイドリ。 近づく物は何であろうと強力な足で素早く攻撃し、毎年200件近いヒクイドリよる人間に対する攻撃が報告されています。 ただし、何度も繰り返しますが、これらの攻撃被害のほとんどは、人が餌をやろうとするなどしてヒクイドリに近づき、怖がらせたために起きています。 また、毎年多くの攻撃被害が発生しているとはいえ、 ヒクイドリによる人間の死亡事故が最後に記録されたのは1926年まで遡ります。 主に果物を食べて雛はオスが面倒を見るヒクイドリの生態 食欲旺盛なヒクイドリ ヒクイドリは主に、 地面に落ちいている 各種フルーツを餌として食べ、他にも、キノコや昆虫類、小型の脊椎動物などを食べることもあります。 その食欲は旺盛で、1日に餌を 5kgも摂取するほど。 そして、旺盛な食欲を支えるためにも、 ヒクイドリの消化器官は、他の動物には毒となる果実でさえも安全に消化することが出来るのです。 繁殖時期になるとつがいになって子育ては男任せ! ヒクイドリは通常単独で行動しますが、冬から春にかけての繁殖期になるとつがいとなります。 そして、オスは地面に植物を用いて5~10cmほどの厚みで最大幅100cmほどの巣を作り、メスがそこへ3つから4つ程度の卵を産卵します。 すると、なんと メスは別のオスを求めてその場から立ち去り、残されたオスは一羽だけで、それから50日間もの間、卵が孵化するまでじっと卵を抱きかかえ続けるんです。 卵から雛がかえるまでの間、お父さんヒクイドリは巣を離れることは決してなく、飲まず食わずで排尿や排便をすることもなく2カ月弱を耐えるため、雛がかえった時点で体重は、およそ5kgも減ってしまうと言われます。 しかし、お父さんヒクイドリの仕事はまだ終わりではありません。 その後およそ9カ月の間、今度は幼い雛たちへ餌をあげて敵から守り抜き、つきっきりで子育てしていくことになるのです。 ヒクイドリは自然の循環を健康に保つ役割も果たしている 熱帯雨林を始めとした自然の中に生息するヒクイドリは、 生息地域の自然には無くてはならない役割を担っているとも言えるでしょう。 というのもヒクイドリは、 地域全体の植物を拡散し発芽させる役割を担っているからです。 フルーツを多く食べることから、なかには未消化のまま、種子や果実が排泄されることもあり、ヒクイドリが移動した先では、これら種子が新しく芽を出して成長するのです。 ヒクイドリは「 天然の庭師」として自然の健康な循環を守っているんです。 絶滅危惧種としてのヒクイドリ 森林伐採などによる生息地の減少や、一部地域で人間による乱獲が起こった結果、また野生動物による卵の捕食や交通事故などによって、ヒクイドリは 絶滅危惧種の一つとされています。 なかでも交通事故、野生動物、乱獲の影響は深刻で、オーストラリアでは他に、サイクロンによる影響も懸念されており、オーストラリアに生息するヒクイドリの個体数は「 危機的」であると、オーストラリア政府とクイーンズランド州政府は指定しています。 一方で、最近の調査によって実は個体数が従来考えていたよりも多いと推測された結果、国際自然保護連合(IUCN)が作成する2017年版の絶滅危惧種のレッドリストでは「 絶滅の恐れは低い」と評価されています。 合わせて読みたい世界雑学記事• ヒクイドリ|危険で絶滅危惧種とされる飛べない大きな鳥のまとめ インドネシアやパプアニューギニア、そしてオーストラリアに生息するヒクイドリについて見てきました。 ヒクイドリは特徴的な外見と共に大きな体格を誇り、飛べない走鳥類である代わりに、地面を猛スピードで走れるように進化した鳥。 そして、飛んで逃げることが出来ないために、あえて自らの爪を武器として進化させ、危害を加えようとした敵に対して危険を顧みずに攻撃します。 一方で、ヒクイドリは絶滅が危惧されている鳥でもあるのです。

次の

ヒクイドリは恐竜の生き残り?人をも蹴り殺す世界一危険な鳥のキック動画

ヒクイドリ

外見はとても特徴的で、体長は約1. 7m、体重は最大80kgと大きく、首から頭が鮮やかな青色、喉から垂れ下がった赤い肉垂、立派な角質状のトサカ、真っ黒な羽に覆われた胴体、恐竜のような脚、一度見たら見間違えることのないような強い特徴を有しています。 ヒクイドリはダチョウやエミューと同じ走鳥類で、飛ぶために必要な胸骨の竜骨突起が無いので飛ぶことができないのです。 しかし、空を飛べない代わりに足が発達したので地上を走るのを得意としています。 食事は雑食で、主に果実を中心に行います。 一般的な個体でも約50kg、最大で80kgと大きい鳥という事もあり、1日に必要な食事の量は5kg、大量の餌を探すのに1日に20kmも歩き回ります。 危険な鳥と言われてしまう理由 ヒクイドリの限定的な攻撃性にばかり注目を集まったことで、とにかく危険な生き物というふうな風評被害を一部で受けている最大の理由はギネスブックに2004年頃まで、「世界一危険な鳥」として登録されていたことが考えられます。 ギネスブックに登録されたことのほかに、アメリカのフロリダ在住の75歳の男性が飼育していたヒクイドリに襲われ死亡した事件がありました。 しかし、その内容も不運が重なったから起こってしまったといえる内容であり、ヒクイドリが積極的に飼い主を襲い殺したかと言えばそういうわけではありません。 参考: 1926年、16歳の少年フィリップ・マクリーンは弟と共に自宅の土地で見つけたヒクイドリを棍棒で殺そうとして、ヒクイドリになぎ倒され、首を切り裂かれたことにより、出血多量で死亡したと言う事件がありました。 これに関してはヒクイドリの防衛本能のため言うことは特にありませんが…。 ヒクイドリが人を殺したと記録されているのはこの2件の事件のみです。 ただし、ヒクイドリに襲われて怪我をする事件は現在でも年に多数起きています。 本来は用心深く臆病な性格で、危険が迫らなければ気性があらくなることはありません。 積極的に人に近寄ろうともしないヒクイドリがどうして人を傷つけてしまうのか、その理由は複数考えられますが、一番の理由は人が生息域(縄張り)に立ち入ってしまうこと。 副次的な要因としては、人間の持つカメラにも強い興味を示すようで、下記の動画では突然野生のヒクイドリに出会ってしまったときの緊張感がよく伝わってきます。 動画を見ればわかりますが、人を見つけた瞬間に攻撃的になるのではなく、何をしているのか様子を探ってくるだけです。 下手に刺激しなければ彼らも関心を持たず立ち去ってくれるのです。 ただし、そうは言っても彼らは野生動物。 人間では推し量ることの出来ない理由も存在するため、安易な気持ちで会いに行くのは彼らの能力を考えると危険と言えることだけは覚えておこう。 自然界に必要な鳥 ヒクイドリの説明で、果実を中心に食し、1日に必要な食事の量は5kg、餌を探すのに1日に20kmも歩き回るとお伝えしましたが、実は大量に食べて資源を消費しているだけに感じるかもしれませんが、自然界にとってはヒクイドリの食生活が森林を維持するのに大きく役立っています。 ヒクイドリは果実を食べる際に丸呑みにするため、傷ついていない果実の種をフンとして排出します。 この習慣が1日に20kmも歩き回るヒクイドリの特性と見事にマッチし、様々な果実の種がフンと共に森林の至るところに種まきされるます。 ヒクイドリの習性が自然の活性化に繋がっています。 出典: ヒクイドリの家事と子育てはオスが主体! ヒクイドリは動物の中では珍しく、メスがオスに求愛行動をして、つがいになる珍しい生き物。 メスがオスを誘いオスが気に入らないと断ることもあり、お断りされたメスは縄張り意識か感情的なものかは分からないが、自分をフったオスを追いかけ回し攻撃的になるようだ。 なんだか人間の男女でもありそうな行動を取る面白い一面を持っている。 つがいになれたヒクイドリは、オスが卵を安全に孵化させるための巣を作り始めます。 その巣は、草本植物を使った厚み5-10cm、幅100cmほどの大きな巣を作ります。 出典: 国立国会図書館には、 「陀鳥」と書かれているのは駝鳥のことを指しますが、江戸時代に「駝鳥」と呼ばれたのは今で言うダチョウではなく、ヒクイドリ 火食鳥 でした。 ヒクイドリは寛永12年 1635 に平戸藩主が幕府に献上した記録がもっとも古く、以後オランダ船によって数多く持ち込まれ、見世物にもなりました。 原産地はオーストラリア、ニューギニアです。 本書は珍鳥ばかり80品を収録しています。 なお、本物のダチョウの渡来は万治元年 1658 の記録があるだけで、その個体は献上後まもなく江戸城内で死んでしまいました。 引用元: と記されており、ヒクイドリは今で言うダチョウよりも20年ほど早く渡来していたことになります。 しばらくは同じ鳥として扱われていたのか、1658年に本物のダチョウが来て名前が変異していったことが推し量れます。 見世物になったヒクイドリ 日本の江戸時代、徳川幕府は鎖国を行っていましたが、一部の場所で限られた国とは貿易を行っていたのです。 その場所は、長崎の出島と言われる場所で、交易していた相手はオランダでした。 オランダは日本に定期的に来航し、様々な品を運んできたのですが、その品の中には生き物もいたのです。 1789年 寛政7年 の7月にオランダから運ばれてきた珍しい生き物に目をつけたのが、縁日やお祭りなど人出の多い所で、見世物などを興行し、品物を売る「香具師」と言われる人々でした。 彼らはオランダからヒクイドリを仕入れて、日本各地の寺社などで見世物として人々に披露して商いを行ったのです。 出典: その時に発行されたかわら版「駝鳥之図」には、 阿蘭陀国ニ而ハ 加豆和留と云 和名駝鳥或ハ 火くひ鳥と呼ぶ 和漢無比の奇鳥なり 参考元: 簡単に言えば、オランダから来たこの鳥は、日本では「ダチョウ」あるいは「ヒクイドリ」と呼ばれる鳥で、「和漢無比の奇鳥なり」つまりは日本にも中国にもいないような珍しい変わった鳥とアピールしていたようです。 嘘の中には普段は米や麦を食べるけど、たまに鉄や石、火炭まで食べると「火喰鳥」と言うように嘘情報を混ぜていたのです。 このことが、本来はダチョウとして扱われていたこの鳥が、和名でヒクイドリと呼ばれるようになった要因なのかもしれません、 日本の動物園でも会えるヒクイドリ ヒクイドリは江戸時代から日本に来ていただけあり、今現在でも日本の動物園で見れるので本物を見たいかたはぜひ動物園で確認してください。 実物は色鮮やか綺麗な一面と、恐竜の様な重厚な足を見て生物の進化論について考えてしまいます。 詳細は各動物園HPで確認してください.

次の