ヤマカガシ 特徴。 アオダイショウ、マムシ、ヤマカガシ、シマヘビの見分け方は?

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ヤマカガシ 特徴

目次 [閉じる]• ヤマカガシの特徴 ヤマカガシは別名アカマムシとも呼ばれる、赤と黒の斑点模様が特徴のマムシの一種です。 しかし体色は生息地によってかなりばらつきがあり、中には赤色がないもの・全身黄色っぽいもの・真っ黒なものなどバリエーション豊かです。 噛みついた時に毒を流し込み、量はそれほどでもありませんが強さは国内の毒蛇の中でもトップクラスです。 毒を使われても最初は自覚症状が出にくいのですが、放っておくと重症化することが多く死亡例もあります。 迂闊に近寄らない限りは噛まれることはまずないですが、もし噛まれたらすぐに病院へ行きましょう。 肉食で色々なものを食べますが、特にカエルを食べることが多いです。 特筆すべきは他のヘビが食べることができない有毒のヒキガエルをも食べてしまうことで、他にも割となんでも食べます。 山のカガシ(ヘビ)=ヤマカガシが名前の由来ですが、山にだけいる訳ではありません。 平地や水辺を好む性質があり、人の近くでは田園地帯などで見かけられることが多いです。 好んで人に向かってくるような性格ではないため、こちらから刺激しない限りは襲ってくることはありません。 見つけても刺激するような真似は控えましょう。 ヤマカガシの生態 生息地 東アジアの山・平地・水辺などに生息し、特にエサの豊富な水田付近にいることが多いです。 寒くなる11月末ごろから春までは土の下で冬眠します。 普段の生活 昼行性で日中に採食し、夜は草陰や藪の中などで休息しています。 肉食でカエル・魚・ヘビ・鳥・卵などを食べます。 特にカエルと魚を好むため、エサの多い水辺付近にいることが多いです。 繁殖と成長 卵生で秋ごろに交尾を行い、翌7月頃に卵を産みます。 一度の産卵で10~30個ほどの卵を産み、卵は1か月~1か月半ほどで孵化します。 子は一年半ほどで成熟し、寿命は4~5年ほどです。 記事カテゴリ• 139•

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日本に生息する危険な毒ヘビ【マムシ・ヤマカガシ・ハブ】

ヤマカガシ 特徴

【目次】ヤマカガシの生態、特徴、保護した場合の注意点 ヤマカガシってどんな生き物? ヤマカガシは北海道や南西諸島を除いた地域に分布する日本固有種の毒蛇です。 毒を持つことから特定動物 人に対して生命や身体に害を与えるとされる脊椎動物 に指定されています。 山に入ると、マムシ、ヤマカガシに注意!の看板や張り紙が貼ってあるのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。 ヤマカガシは最近毒がある蛇だとわかったため、もしかしたらマムシに比べると注意を促す看板は少ないかもしれません。 持っている毒がマムシよりも強いため、出会ってしまった際には注意が必要です。 しかし、大人しい性質とその顔つきは毒蛇らしからぬ愛嬌を感じさせる。 ヤマカガシはそんな蛇です。 今回はそんなヤマカガシについて、詳しく説明していこうと思います。 ヤマカガシの特徴 on Aug 21, 2017 at 7:38pm PDT カガシ カガチ は昔の言葉で蛇を表しています。 つまりヤマカガシとは、山で良く見られる蛇という意味を持っています。 しかし、山が名前の中に含まれていますが、ヤマカガシが良く見られるのは田んぼや河川敷などの低地や水が豊富な場所です。 都市部では中々見かけることのない蛇だとは思いますが、地方では比較的メジャーな蛇だと言ってもいいでしょう。 ヤマカガシは関東、関西、近畿地方から中部地方にかけての体色がそれぞれ違います。 そのため、ぱっとみただけではすぐにヤマカガシかどうかがわからないことも多いです。 体色の分布としては、関東の個体は体の横部分に赤色と黒色の斑点が交互に入っています。 関西の個体は斑点が不明瞭に入おり、近畿地方から中部地方にかけては青色の個体も確認されているそうです。 ヤマカガシには、顎下から腹にかけて黄色の帯が存在します。 この特徴も個体や分布によってはまちまちで、さらに成体になるとくすんできてしまうため、蛇を見たときにすぐにヤマカガシだとわかるわけではないようです。 しかし黄色の帯が入っている個体は多いようなので、もし山で顎下が黄色に染まっている蛇を見かけたら近づかないことをお勧めします。 また、ヤマカガシの最大の特徴はキールと呼ばれる鱗です。 キールとは鱗の一枚一枚に存在している盛り上がりのことです。 ヤマカガシは特にこのキールが強く、触るとざらっとした感触が手に残ります。 一説ではこの強いキールは、ヤマカガシが水辺によく生息していることから、泳ぎのために発達したのではないかと言われているそうです。 ヤマカガシのざらざらとした鱗は、遠目で見てもすぐにわかるほどです。 もし野生の蛇を見かけた場合でも、触ろうとは思わずに遠目で判断するかもしくは近づかないようにしてください。 勿論すべての蛇が人間にとって有害なわけではありませんし、有害な個体だとしても、外来種を除けば立派な生態系の一部です。 無闇に殺めることだけはやめましょう。 20グラムのマウスに対する半数致死量 LP50 が確認されており、数値に直すと、なんとマムシの4倍、ハブの8倍もの強さです。 更にヤマカガシの毒は、強力な血液凝固作用があります。 凝固と言っても血を固めてしまうことが目的ではありません。 血管の中に毒を送り込んで小さな血栓を作り出し、血栓をなくすためにフィブリノーゲンと呼ばれる血漿たんぱく質と血をとめるための血小板を体の中で消費させることが目的です。 そのためヤマカガシに噛まれても、その毒の効果はすぐに表れるわけではありません。 フィブリノーゲンと血小板が体の中で消費されつくしてから、初めて症状として表れます。 具体的には皮下出血や内臓出血、皮膚が薄い鼻の粘膜や歯茎などからも出血が見られるそうです。 全身に及ぶ出血現象から、ヤマカガシの毒は「溶血毒」と呼ばれることもあります。 噛まれてしまった場合はすぐに病院へ行き、血清を打ってもらうことで溶血減少を少しでも早く止めるようにしてください。 また、ヤマカガシの毒線は口先ではなく、口の奥に存在しています。 そのため噛みつかれても、深く噛みつかれなければ毒が体に入ってしまうことはありません。 基本的には捕まえようとしなければヤマカガシが人間に噛みつくことはありませんから、その点には注意をしましょう。 ヤマカガシの生態 on Oct 9, 2017 at 4:23pm PDT ヤマカガシは泳ぎが得意なので、水の豊富な地域では川の中を泳いでいる姿を見ることができます。 ヤマカガシが水場を好む理由は、 を主食としているためです。 やトノサマガエルだけではなく、なんと毒をもっているヒキガエルも食べることができてしまいます。 毒蛇を含めた他の は毒をもっているヒキガエルは敬遠して食べないことのほうが多いのですが、ヤマカガシにとっては全く問題がないようです。 そのほかにもネズミや 、ドジョウや などの魚も食べます。 ヒキガエルを食べる理由としては、毒を持った生き物を食べることで自分の体の中にその毒を蓄えるためであることがわかっています。 頭と胴体部分をつなぐ場所 頸部 の皮下にその毒が蓄えられており、その部分を強くつかむとそこから毒が飛び散ります。 目に入ったときに結膜炎などの病気になってしまう可能性が非常に高いので、捕まえたヤマカガシを顔の前に持っていくのは避けましょう。 ヒキガエルが生息しない場所にいるヤマカガシは、頸部の毒を持っていないためその心配はありません。 また、ヤマカガシの天敵は私たち人間、蛇を食べる やタヌキ、ワシだけではなく、なんと蛇も含まれています。 ヤマカガシは日本の中では中型に分類される蛇です。 ですので、大型に分類されるシマヘビやアオダイショウなどにとってはヤマカガシは絶好の餌になってしまいます。 そのため大型の蛇が多い地域ではヤマカガシの姿を見ることは少ないそうです。 昼行性であるヤマカガシは夜に活動することは少ないです。 基本的におとなしい性格の個体が多いこと 凶暴な個体もいます 、かついきなり攻撃してくるのではなく、まずは威嚇行動を取ってこちらを寄せ付けないようにするので近くにいたとしてもよくわかるとは思いますが、山や河川敷でハイキングやバーベキューをする際にはヤマカガシがいないかを注意しながら楽しみましょう。 また、近年は開発による水田の減少、それにともなうカエルの減少により、ヤマカガシの個体数は以前に比べれば少なくなっていると言われています。 ヤマカガシを保護した場合の注意点 ヤマカガシは2006年に発表された法律により、無許可での飼育が禁止されている蛇です。 たとえ保護目的でも、飼育する前に必ず許可を取らないといけません。 攻撃的な性格の個体はあまりいないと言われていますが、蛇なので動作はとても素早いです。 強い毒を持つこと、動きが俊敏なことから、個人での飼育にはどちらかと言えば向いていない蛇ですから、今回は一時的な保護などで入手した場合の飼育方法を解説していきたいと思います。 基本的には、ヤマカガシの飼育はほかの蛇の飼育方法と違いはありません。 紫外線ライト、バスキングライトに床材 新聞紙可 、水入れを用意してあげてください。 蛇は水を口から飲むので、少し深いものがお勧めです。 また、飼育ケースが小さいと餌を与える際に噛みつかれてしまう可能性が高まるので、大き目の衣装ケースなどで飼育したほうがいいかと思われます。 ヤマカガシの餌は? on Jul 19, 2017 at 8:18pm PDT ヤマカガシの餌は少し特殊です。 野生下の個体はカエルや魚を主に主食としているからでしょうか。 他の蛇がピンクマウスなどで餌付けできるのに対して、ヤマカガシはマウスの食いつきがあまりよくないと言われています。 生餌が一番食いつきが良いのですが、かといってカエルのストックには沢山のお金がかかってしまうのは間違いありません。 勿論、マウスで餌付けができれば問題はないのですが、保護をしたヤマカガシが何も食べてくれない状態になってしまったときはペットショップなどで金魚やメダカを買ってきて生きたまま与えるのがお勧めです。 水入れの中にそのまま放してもいいですし、別の場所に餌場を作るのでも大丈夫です。 生きた餌を与えると、ヤマカガシが上手に狩りをしている姿を見ることができます。 ヤマカガシの繁殖 on Sep 18, 2017 at 11:39pm PDT ヤマカガシの繁殖は冬眠前の10月から11月にかけてだと言われています。 この際、冬眠前に交尾ができなかった個体は春先に目覚めてから交尾を行うようです。 産卵は6月から8月にかけて行われるので、その時にヤマカガシやほかの蛇の卵をみつけてもそっとしておいてあげてください。 土の中だけではなく落ち葉の下や、石の隙間、藁の間などにも産むことがあるようです。 多くて25個ほど、少なくて5個ほどの平均13個程度の卵を産みます。 一か月半ほどで孵化し、20センチ程度の幼体が生まれます。 幼体は顎下の黄色い線の発色が強く、一目でヤマカガシだとわかる色をしています。 大きさに関係なく毒を持っているので、小さいからといって不用意に触れることは避けましょう。 ヤマカガシのまとめ on Sep 21, 2017 at 1:58am PDT ・ヤマカガシは日本のほぼ全てに分布している蛇です。 北海道や南西諸島など、ヤマカガシにとって寒すぎたり暑すぎたりする場所には生息していませんが、東京の都市部などを除いたほぼ全ての場所に分布していると言われています。 ・ヤマカガシは水田や河川敷などの水辺が大好きです。 餌となるカエルや魚、 などが多く生息しているため、ヤマカガシはよく水の近くにいます。 泳ぎも得意なため、場合によってはヤマカガシが水中を泳いでいる姿が見られることもあります。 蛇が水中をゆらゆらと泳ぐ姿はとても優雅で美しいものですが、近づいてみないとどのような蛇かはわからないことが多いため近寄ることはお勧めできません。 ですので、そうした場所に近寄る場合は厚いゴム長靴を履いたり、蛇が噛みつきやすい足部分を露出しないなどの対策を行いましょう。 昼間に行動する性質から、ヤマカガシがそうした場所で人間と出会う可能性はそう低くありません。 ヤマカガシは凶暴性が低いため、自分から人間にかみつきに行くことは滅多にありませんので、近寄らないだけでも十分に対策として有効です。 勿論個体によっては凶暴性が高いものもいます。 ヤマカガシはこちらが近づくとゆらゆらと首を持ち上げたり頭を揺らして威嚇を始めるので、あまり近づいていないのに威嚇を始めるような個体の傍にいくことは危険です。 ・噛みつかれた際にはすぐに病院に! ヤマカガシの毒はすぐに症状として現れる毒ではありません。 マムシやハブのように、噛まれた場所が腫れあがらないということもあり、一見毒蛇に噛まれたとは思わないかもしれません。 ヤマカガシがつい最近まで毒蛇として認識されていなかった原因の一つがそこにあります。 しかし、時間がたつにつれて毒の症状はひどくなっていきます。 数時間から一日のうちに症状が現れると言われていますが、症状が現れてからでは重症化してしまうことのほうが多いです。 重症になることを防ぐためにも、ヤマカガシと思われる蛇に体を噛まれてしまった場合はすぐに病院へ行きましょう。 ・ヤマカガシは特定動物です。 2006年の法改正により保護、飼育には許可が必要となっています。 事故を防ぐためにも許可を出さずに飼育することは避けましょう。 最後に ヤマカガシはアオダイショウやシマヘビ、マムシと同様に、私たちの身近な場所にいる蛇です。 そのため、事故を防ぐためにもヤマカガシが生息していそうな場所に行く際にはその知識をある程度つけてから向かうことが望ましいと言えます。 写真だけではよくわからない、と思われる方は、群馬県にジャパンスネークセンターという蛇を飼育している研究所があるので、そちらに行ってみるのもお勧めです。 日本に催促するさまざまな蛇だけでなく、コブラやウミヘビ、ニシキヘビなどの外国の蛇の姿を見ることもできます。 そうした蛇だけではなくヤモリやトカゲ、 などの の姿を楽しむこともできますので、蛇だけではなく爬虫類に対しての知識を深める、という意味でもお勧めの施設です。 ここまで読んでいただき有難うございました。 この記事がヤマカガシへの知識を深めたいと思っている方の参考になれば幸いです。

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アオダイショウ、マムシ、ヤマカガシ、シマヘビの見分け方は?

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蛇の見分け方 1:【毒蛇】ニホンマムシ 毒蛇として最も有名なのはニホンマムシでしょう。 強力な毒をもち、蛇による死亡事故のほとんどはこのニホンマムシによるものです。 実は特徴の多い蛇なので知っていれば簡単に見分けることができます。 見た目の基本情報 ニホンマムシは体長約40~65cmで、1mを超える蛇が多い中、実はかなり小型の種類です。 体長は短い一方で太さはほかの蛇と変わらないため、外見上は太さが際立って見えるのが大きな特徴です。 三角形の頭部と鋭い目も特徴的で、成体のニホンマムシであればひと目で判別することができます。 夜行性なので日中は深い藪や物陰に隠れていますが、時折日光浴をしに日向に出てくることもあります。 強力な毒をもつ蛇ですが、性格はおとなしく、手を出さない限り攻撃してくることはまずないでしょう。 判別ポイント 【1.三角形の頭で鋭い目つき】 ニホンマムシの確定的な特徴は鋭い目つきを思わせる縦長の瞳孔(黒目の部分)です。 日本の蛇は昼行性で円形の瞳孔のものが多く、夜行性動物に特有の縦に細長い瞳孔をもつ蛇はニホンマムシだと考えて構いません。 三角形の頭もニホンマムシの特徴です。 ほかの蛇は、どちらかというと長方形や楕円に近い形状ですが、ニホンマムシは頭の後ろが大きく膨れており、三角形になっています。 「毒蛇は頭が三角形」という説があり、実際は迷信ではありますが、日本においてはニホンマムシの特徴として覚えておくべきでしょう。 幼体だと三角形に見えないかもしれませんが、それでも頭が大きく見えるので、十分判別材料にすることができます。 【2.首が細くずんぐりむっくり】 つぎの判別ポイントは体全体のバランスです。 先ほども解説しましたが、ニホンマムシは体長の短さの割に太さは平均的です。 三角形のように大きく膨らんだ後頭部から首までが大きくくびれ、胴体に向かって太くなっています。 また、胴体から尻尾にかけてもほかの蛇よりも急激に細くなっており、極端にいえばツチノコのように頭と胴体の太さが目立つずんぐりむっくりな体型をしています。 このように聞くとニホンマムシは動きがのろそうなイメージがありますよね。 実際そのとおりで、ほかの蛇よりも移動が遅く、人が近づいても逃げずにジッと動かないでやり過ごそうとするという行動上の特徴もあります。 【3.体の色は茶色で全身に銭形模様が入っている】 ニホンマムシの身体の色と模様の特徴も解説しておきましょう。 ニホンマムシは明るめの茶色の上に「銭形模様」と呼ばれる、円形に近い模様があります。 個体差はありますが、5円玉のように円の中に穴がある模様が多いため、銭形模様と呼ばれています。 一見茶色の縞模様のように見えるものもあり、これは後で紹介するシマヘビやアオダイショウの幼体もとてもよく似た模様のため見間違えやすいです。 特にアオダイショウの幼体はニホンマムシとよく見間違われますが、アオダイショウのほうが光沢のある鱗をしています。 しっかり観察すれば模様だけでも判別することができるでしょう。 自然が豊かな場所に暮らす 夜行性のニホンマムシは藪の中や岩陰など、日中の間は暗いところに潜んで休みます。 小型の哺乳動物やカエルやトカゲなどの爬虫類を主食とするため、山や渓流、森など、自然の豊かな場所が主な生息地です。 ニホンマムシは、人が近づいてもやり過ごす性質があるため、気づかずうっかり踏んでしまって噛まれる危険性があります。 都市部ではほとんど遭遇することはないでしょうが、キャンプや釣り、登山で出かけた先では不用意に藪の中に入らないように注意しましょう。 蛇の見分け方 2:【毒蛇】ヤマカガシ 本州に生息するもう1種類の毒蛇はヤマカガシです。 性格はニホンマムシよりもおとなしいといわれており、危険を感じるとすぐに逃げていきます。 そのためヤマカガシによる事故は少なく、毒蛇だと判明したのも比較的最近で50年ほど前。 判明してから今までの間で死亡事故はわずか5件程度だそうです。 ヤマカガシに噛まれること自体少なく仮に噛まれても毒牙が小さいので食い込みが浅いです。 そのため、毒を注入されないこともあります。 しかし毒の強さはニホンマムシ以上に強力です。 噛まれた場合に死亡するおそれがあるのはもちろん、目に入ると失明するおそれもある強力な毒を毒牙から飛ばしてくることがあり、近づくだけでも危険な蛇なのです。 見た目の基本情報 ヤマカガシの大きさは全長70~150cmで、日本に生息する蛇の中では中型にあたります。 体型に大きな特徴がなく、体色や模様も地域差や個体差が大きい種類で、判別が比較的難しいといわれています。 難しいとはいえよく観察すれば見分けることは可能です。 特徴的なのは鱗の質感で、ザラッとしたツヤのない鱗をもっています。 首の付け根に特徴的な黄色い帯が入っている個体が多く、個体差が大きいのでこの特徴がないからといってヤマカガシではないという断定はできません。 しかし、首元が黄色い蛇はヤマカガシである可能性が高いです。 判別ポイント 【1.ウロコにツヤがない】 最も判別しやすい特徴はウロコの質感です。 ヤマカガシのもつウロコはキールと呼ばれていています。 この膨らみが大きく凹凸しているため光沢がなく、触るとザラザラしています。 ヤマカガシはカエルや小型の爬虫類のほか、オタマジャクシやドジョウなど小型の魚を主食としており、水辺を好みます。 キールのある隆起したウロコはいわゆるサメ肌と同じ仕組みで、少ない抵抗でより早く泳ぐことができるのです。 ヤマカガシも泳ぎに適応するためにこのようなウロコをもつようになったのではないかと考えられています。 【2.全身に黒い斑点がある】 ヤマカガシは黒い斑点をもつのもひとつの特徴です。 ニホンマムシやアオダイショウなどはどちらかというと一見縞模様のように直線や曲線の不規則な模様ですが、ヤマカガシは斑点が交互に規則正しく並んだ模様をしています。 斑点の色は黒が一般的ですが、一部の地域では青っぽい色の斑点をもつ個体も存在するそうです。 地域差や個体差が大きいといわれるヤマカガシですが、色や斑点の大きさは違えど、斑点がある特徴自体はほとんど変わることがありません。 規則正しく並んだ斑点模様をもつ蛇はヤマカガシだと思っていいでしょう。 【3.体全体にうっすら赤い色が入っている】 これも地域や個体によっては違う場合がありますが、典型的なヤマカガシは体に赤い色をもっています。 体色の下地は黄色や緑に近く、先ほど解説した黒い斑点の間に赤い色が入っており、赤と黒の市松模様になっています。 赤みをもたない個体も存在しますが、本州に生息する蛇で体色に赤をもつものはほかにはいませんので、黒と赤をもつ蛇はヤマカガシである可能性が高いと考えて構わないでしょう。 森や水辺で暮らす ヤマカガシの主な生息地は渓流や河川敷、田んぼなどの水辺です。 名前にはヤマとついていますが、実際は山に限らず田舎の人里近くにも生息しています。 エサとなるカエルや爬虫類が少ない都市部にはあまり生息しておらず、いたとしても臆病ですぐ逃げてしまうのであまり見かけないかもしれません。 しかし、水田のあるところには多く生息しています。 本州に生息する毒蛇は以上の2種類です。 ここからは毒蛇と見間違えることの多い、無毒の蛇の特徴と見分け方について解説していきます。 蛇の見分け方 3:シマヘビ まずはシマヘビです。 シマヘビはその名のとおり縞模様をもつ蛇ですが、幼体と成体で模様が変わり、幼体はニホンマムシやアオダイショウとよく似ているため見間違われることが多いです。 シマヘビはほかの蛇よりも気性が荒く、ちょっかいを出すと噛まれる可能性が高いので気をつけましょう。 無毒ではありますが、噛まれると当然痛みもありますし、噛み傷から雑菌に感染し、破傷風になってしまった事例もあります。 毒がない=安全というわけではないので注意してください。 目の特徴 シマヘビを見分ける際のポイントは、赤い虹彩のある目です。 人間でいう白目の部分が赤みを帯びています。 ほかの蛇の虹彩は黄色や緑に近い色ですが、シマヘビは赤っぽく、オレンジや赤茶色に近い色をしているのです。 シマヘビの瞳孔はほぼ円形か、縦長の楕円形で、幼体のころは縦長に近いですが、成長するにつれて円形に近くなっていきます。 体の特徴 シマヘビの体長はおよそ80~200㎝と、やや大型で体色は緑と黄色に近い、暗めのクリーム色のような色をしています。 シマヘビというと、なんとなく横縞があるイメージがあるかもしれませんが、実は縞の向きが幼体と成体で変わります。 幼体の模様は横縞ですが、成体になると頭から尻尾の先まで、4本の黒い縦縞模様に変化するのです。 蛇は個体差が大きいという話をしましたが、シマヘビも同様で、なかには縞がまったく入らない個体もいます。 また、蛇には体が真っ黒に変異した黒化個体というものがあり、黒化した蛇のことを俗にカラスヘビと呼ぶそうです。 どの種類でも起こる現象ですがシマヘビは特に起こりやすく、体も虹彩も真っ黒になるため体色や模様での判別が困難になります。 地表を好み河川敷や畑などに暮らす シマヘビは主食とする動物が幅広いため、比例して生息地も広く、草原や森林、田畑はもちろん、河川敷など比較的都市部の近くでも見ることができます。 シマヘビは地上性と呼ばれる性質があり、木登りや泳ぎ、地中の移動が苦手で、基本的に地表を移動します。 そのため壁の多い都市部では壁を越えられず、エサの確保ができなかったり、道路を移動しているときに轢かれたりなど生存が難しく、都市部で見かけることが減ってきているようです。 蛇の見分け方 4:アオダイショウ アオダイショウは日本固有の種類で、都市部でも見かけることができる、最もメジャーな蛇です。 性格は穏やかで毒もありません。 昼行性で生活圏や活動時間も人と近く、人間を見慣れているため、人間に対する警戒心は薄いといわれています。 アオダイショウの成体は見分けやすいですが、幼体の時期は灰色で色や模様がニホンマムシと非常に似ており、見間違われることが多いです。 目の特徴 アオダイショウの虹彩は、その名前のとおり青や緑に近い色をしています。 カーキ色、オリーブ色というとイメージしやすいかもしれません。 瞳孔は円形で、大将という名前のイメージには合わない、つぶらでかわいらしい顔つきをしています。 かわいらしい見た目と穏やかな性格から、ペットとしても人気があるようです。 体の特徴 アオダイショウの体長は1~2mと大型で、3mを超える個体の記録もあり、日本最大の蛇といわれています。 幼体は灰色か茶色の下地の上に、ニホンマムシとよく似た、横縞にも見える円形の斑紋をもっています。 模様があまりに似ているため、身を守るためにニホンマムシに擬態しているのではないかという説があるほどです。 成体になると模様は消え、体色は名前の由来となった青緑、暗めのオリーブ色になります。 ほぼ単色に見えますが、濃淡のグラデーションのある縦縞がシマヘビのように入っています。 幼体の模様はニホンマムシに似ていますが頭の特徴は真逆で、アオダイショウの頭は横から見ると体よりも薄く小さく見え、上から見ると口の部分の丸みが強いです。 木登りが得意で家の近くで暮らす アオダイショウは人と暮らす蛇ともいわれており、ネズミを主食としていて穏やかな性格のため、昔は益獣や守り神として大切にされていたこともあるそうです。 樹上性の蛇で、木登りが得意なため、都市部でも問題なく暮らすことができます。 さらに都市部には天敵となるタヌキやキツネなどの哺乳動物がいないため、現在は山や森よりも、民家や公園など、人里で見かけることのほうが多いといわれています。 蛇に遭遇したら…まずは「放置」すべき ここまで解説してきたポイントを見れば、遭遇した蛇が毒蛇か否かを見分けることができるでしょう。 しかし毒蛇でないからといって安全とは限りません。 シマヘビのように攻撃性が高く、噛まれると雑菌による病気や感染症になる危険性があります。 もしも蛇に遭遇したら、イタズラはもちろん、逃がそうとしたり退治しようとしたりするのも、刺激することになるので危険です。 今回紹介した蛇に限らず、ほとんどの蛇は自分から攻撃してくることはほとんどありません。 縄張りという概念もなく、追いかけてくることもありません。 攻撃性が高い種類でも、それは自分の身を守るためにすぎないのです。 人目に付くところは天敵である鳥からも狙われやすい、蛇にとって危険な場所です。 長時間留まろうとはしないはずなので、蛇に遭遇したらペットや子供を近づかせないようにして、どこかへ逃げるのを待ちましょう。 害獣に関するご相談はお気軽に 蛇を頻繁に目撃するようであれば、近くに住み家や餌場があるのかもしれません。 子供やペットがいる人、蛇が苦手な人にとっては、また出るかもしれない不安をもつ人も少なくありません。 屋外ならいいですが、家の中に出たらさすがに放っておくのも気が引けるでしょう。 自分で駆除するのは危険ですし、今回紹介した蛇はすべて国内では絶滅危惧種に指定されている、生態系をつくる大切な生き物でもあります。 見かけたからといって安易に退治しないようにしたいものです。 積極的に害をなす動物でもないため、自治体での駆除は受け付けていないところがほとんどです。 もし駆除が必要な状況になったり、頻繁に遭遇して危険を感じたりするようであれば、害獣駆除業者に依頼しましょう。 まとめ 今回は本州に生息し、比較的よく見かける蛇の見分け方を紹介してきました。 どの蛇も、何もしない限りは実害がないものばかりですが、やはり危険性はあります。 無毒の蛇だと見分けられたからといって手を出したりせずに放置しましょう。 また、蛇を見かけて不安や危険を感じるようなら、自分で対処するのは避けて、業者に依頼して駆除と対策をしてもらいましょう。 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